調布の深大寺近くにある劇団21世紀FOXアトリエ(調布市佐須町1、TEL 042-480-2125)で11月7日、「肝付兼太 無料ワークショップ」が開催される。
俳優・声優の肝付兼太さんが1983(昭和58)年に旗揚げし、今年で31年目を迎える同劇団。1984(昭和59)年に1回目の舞台「十一人の少年」を公演し、現在までに74回の公演を行い、今年12月には第75回公演「ギヤマンの仮面」を上演する。
肝付さんは「ドラえもん」のスネ夫や「銀河鉄道999」の車掌、「にこにこぷん」のじゃじゃまる、「おそ松くん」のイヤミなどの声優を務めた。藤子・F・不二雄原作のアニメ番組に多数出演していたことから、藤子さんが発表したSF短編作品の舞台化にも精力的に取り組んでいるほか、演出家や俳優の若手育成にも力を入れている。
同ワークショップは舞台や声優の勉強を始めたい演劇未経験者を対象に、劇団研修生にのみ教授してきた戯曲への関わり方・せりふを発するとはどういうことかという劇団独自のメソッドを「せりふと動き」をテーマに初歩から教えるという。
肝付さんは「55年近く俳優や声優をやってきた経験の中から、表現としてのせりふ・言葉を加えて、舞台の上の表現として、動きを考えることの大切さをやさしく指導する『肝付兼太のワークショップ』」と話す。
開催時間は13時~16時。対象16歳~30歳。定員30人。動きやすい服装と室内履き持参。要申し込み。劇団21世紀FOXアトリエの営業時間は定日=10時~17時。