狛江市内など4会場で1月29日から、「喜多見と狛江の小さな映画祭+α2016」が開催される。
イベント企画など多業種を扱うM.A.P.(狛江市岩戸北4)が2013年、実行委員会を発足。ドキュメンタリー映画中心の映画祭を毎年開催する中、昨年1月に沖縄映画祭を初開催した。その2回目となる同映画祭では、沖縄の映画24本を集めて上映する。
テーマは「まず知ることから始めよう」。今回は、「うりずんの雨」や「戦場ぬ止み」などのドキュメンタリー映画から、今村昌平監督の「神々の深き欲望」や吉永小百合さん主演の「あゝひめゆりの塔」など1960年代の大手配給会社の劇映画まで、バラエティーに富んだラインアップを用意。上映会場は、M.A.P.の他、レンタルスペース103(世田谷区)、泉の森会館(狛江市元和泉1)、狛江市西河原公民館(元和泉2)の4会場。
映画以外の「+α」プログラムも用意。プレイベントとして1月10日には奄美を舞台にした「寅さん」最後の作品「男はつらいよ 寅次郎紅の花」の無料上映会を開き、琉球舞踊のライブや沖縄物産などの販売も行う。26日には舞踊と三線の体験イベントや沖縄出身のお笑い芸人、しゃもじとジェットカンフルのライブのほか、写真家の島尾伸三さんを迎えて「島尾敏雄&島尾ミホを語る」、元日本テレビのディレクターとして55本のドキュメンタリー番組を制作した森口豁(かつ)さんを迎えた企画も用意する。
同実行委員長の高山正樹さんは「沖縄の施政権が日本に戻ってから半世紀近くたったにもかかわらず、日本人はどのくらい沖縄のことを理解しているのだろうか。歴史・文化・芸能・基地など、今こそ沖縄を丸ごと知ってもらいたい」と話す。
料金は、前売り券=1,000円、当日券=1,200円、学生・75歳以上=500円、11枚券=1万円。2月7日まで。上映プログラム、上映時間はウェブサイトで確認できる。