調布・神代植物公園で葉のないラン「無葉蘭」初開花 栽培開始4年目で

栽培開始4年目で初開花した神代植物公園の「デンドロフィラクス・フナリス」

栽培開始4年目で初開花した神代植物公園の「デンドロフィラクス・フナリス」

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 調布の神代植物公園で1月9日、ラン科の「デンドロフィラクス・フナリス」が開花した。

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 同花は、キューバからジャマイカにかけて分布している種。植物全体が根で、葉を持たないという特徴を持つ「無葉蘭(ラン)」と呼ばれる。根の内部に含まれる葉緑素で光合成を行い、根が本来の葉の役割を併せ持っている。

 開花した花弁は黄緑色で、リップと呼ばれる花の中央部分は白色、高さは5センチメートル。同園では栽培開始4年目で、初開花となる。開花期間は約3週間という。

 同園の山丸さんは「初開花に職員一同喜んでいる。かわいらしい花とタコ足のような根のギャップが楽しく、目を引きつける。ぜひ多くの方に貴重な開花の様子を見ていただきたい」と話す。

 開園時間は9時30分~17時(入園は16時まで)。月曜(祝日の場合は翌日)休園。入園料は、一般=500円、65歳以上=250円、中学生=200円(都内在住・在学の場合は無料)、小学生以下無料。

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