東日本大震災から5年を迎える3月11日、仙川駅前公園で「東日本大震災慰霊祭」が開催される。
いまだ17万8千人以上が避難生活を送る中、「犠牲者に明かりをささげ追悼すること、現在の東北を知ること、そして心を重ねることを通して、このつながりが未来へ向かって受け継がれていくこと」を願って開く同慰霊祭。今年は「再会、進む、2016」をテーマに「あの日を忘れない。」と題して開催。献灯や物産販売のほか、調布青年会議所の事業「防災をもっと身近に『save your family』in仙川」を同時開催する。
当日は追悼の意を込めた献灯台を用意し、東日本大震災発生時間に調布市仏教会による読経とカトリック・サレジオ調布教会による聖歌合唱も行う。今年は東日本大震災から5年目であることから、市内の復興支援団体が再度集結し、震災について考え、話し合い、今後より良い活動へのきっかけにもつなげる。
実行委員長の加藤ゆかさんは「東北では復興への長い道のりが続いているが、東京では東日本大震災について日常的に振り返ることが少なくなっている。本事業が今一度東日本大震災について考えるきっかけになれば幸い。皆さまのご来場を心よりお待ちしている」と参加を呼び掛ける。
開催時間は、献灯・慰霊祭=13時~18時、展示・物産販売=13時~17時。