東日本大震災から6年を迎える3月11日、調布駅前広場で「東日本大震災慰霊祭~あの日を忘れない。~」が開催される。
いまだ13万人以上が避難生活を送る中、「犠牲者に明かりをささげ追悼すること、現在の東北を知ること、そして心を重ねることを通して、このつながりが未来へ向かって受け継がれていくこと」を願う同慰霊祭。今年は「出会い、見つける、2017」をテーマに、これまでの復興支援活動で出会った東北、地元の人々との輪を広げ、新しい出会いをつくり、東北の良いところ、知ってもらいたいこと、大切なことを見つける事業として、献灯や物産販売のほか、調布青年会議所による防災グッズの展示などを行う。
当日は追悼の意を込めたLEDキャンドルによる献灯台を用意し、東日本大震災発生時間に調布市仏教会による読経とカトリック・サレジオ調布教会による聖歌合唱を行うほか、18時ごろから、過去5回の慰霊祭で市民からがキャンドルに寄せたメッセージを会場内である同広場の工事現場壁面に投影する予定。
実行委員長の峯水延浩さんは「震災から6年を迎え、被災地のうち復旧が進んだ地域では、新しい街並の中で生活が始まり、より発展していく復興という次のステージに向けて歩み始めている。その一方で全く手付かずの地域も数多くある現実も目の当たりにしたことから、本事業が今一度東日本大震災について考えるきっかけになれば」と参加を呼び掛ける。
開催時間は、献灯・慰霊祭=13時~18時、キャンドルの点灯は=18時~21時。