調布の深大寺(調布市深大寺元町5、TEL 042-486-5511)で11月27日~12月3日、25年ぶりに元三大師(がんざんだいし)像のご開帳が行われる。
同像は大師堂の本尊で、高さ2メートルという例をみない大型の座像。寺伝によれば、比叡山から移された自刻像だとも伝えられている。大師はおみくじの創始者で知られる天台宗第18代座主・慈慧大師良源(じえだいしりょうげん)で、元月三日(1月3日)に亡くなったことから「元三大師様」と呼ばれ、同寺でも古くから厄よけの信仰を集めている。
今年は1025年目の御遠忌(ごえんき)にあたり、50年に一度の大遠忌(本開帳)の半分の25年目にあたり「中開帳」が行われる。ご開帳の期間中は連日大護摩供(おおごまく)を行い、ご開帳特別護符などを授与する。
同行事を記念して、境内の諸堂で「寺宝展」も開催。発見からちょうど100年を迎えた白鳳仏(国重文・釈迦如来倚像)や市指定の文化財、今回初公開となる貴重な寺宝を公開する。
観覧時間は10時~16時30分。土曜・日曜は20時まで夜間開帳。