多摩地域のコミュニティーFM「調布FM(83.8MHz.、調布市小島町2)と国土交通省京浜河川事務所(横浜市鶴見区)が3月19日、公募事業「多摩川川柳」の受賞作品を発表した。
応募作品は714句。「多摩川」や「水」を対象とした5・7・5の川柳作品で、テーマは漢字1文字の「流」(ながれ・ながれる)。
京浜河川事務所賞は「ゴミはダメ つらいことだけ 流すべき」を詠んだ青梅市の渡辺せつ子さん。優秀賞は「流域の ひとと自然を 和でむすび」(埼玉県・金剛明夫さん作)、「好きですと 言えたあの日が 分水嶺」(愛知県・松永智文さん作)、「多摩川の 青き流れを 手に繋ぐ」(神奈川県・福島俊朗さん作)。そのほか佳作5首も選ばれ、それぞれに商品券や記念品が贈られる。
事務局を務める調布FMの担当者は「予想よりも多くの応募があり、河への思いやとらえ方も人それぞれであることを実感した。特に普段多摩川を意識していない方もこの機会に考えていただけたと思う。これからも多摩川に対する意識向上のために取り組んでいきたい」と話す。