韓国料理店「コリアンキッチンオン！」（調布市国領町5、TEL 050-8885-2888）が調布市布田駅近くにオープンして、8月7日で1カ月がたった。

「コリアンキッチンオン！」の大道さん（右）とキムさん夫婦

　調布市出身の大道さんと韓国出身のキムさん夫婦が営む同店。大道さんは、居酒屋チェーン店の店長やマネジメントなどの経験を積みながら、長年、飲食業界に携わってきた。出産を機に夫婦で開業することを考え始め、妻のキムさんが慣れ親しむ「韓国の味」を、大道さんが培ってきたノウハウを生かし、「自分たちと同世代や同じ境遇の人たちをターゲットに、家族連れでも気軽に入りやすい韓国料理店」を目指して地元である同市内にオープン。地域のつながりを作るため、インスタグラムを中心に情報を発信している。　

　同店は、韓国の家庭料理から定番の一品など夫婦でおいしいと思ったものをメニューに取り入れる。韓国語で「イイダコ」を意味する看板メニューの「チュクミ」は、イイダコや豚肉、豆モヤシ、韓国餅などをピリ辛く炒めたもので、キムさんの親戚が営む「チュクミ」が名物の韓国料理店「儘（まま）や」（江戸川区）店主の李百合子さんが監修し、残ったスープにのりとチーズ、ご飯で炒める「チーズポックム」も「お薦め」だと言う。

　店舗面積は約12坪で、7卓25席を用意。「ファミリーで過ごしやすい店」をコンセプトに、ゆったりとしたソファを置くほか、メニューには子どもが食べやすい「辛みがない」マークを記載。入店しやすさを意識し、カジュアルさを取り入れた内装や外観に仕上げた。

　メニューは、看板の「チュクミ」（1～2人分＝2,750円～）のほか、「ヤンニョムチキン」（869円）、「チヂミ」（880円）、「サムゲタン」「スンドゥム」（以上1,320円）、「ポッサム・温豆腐」（1,650円）、エビを麻薬しょうゆ漬けにした「カンジャン海老（エビ）ジャン」（1尾330円）、ツブ貝と野菜を甘辛ダレに絡めた冷やし麺「つぶ貝ビビングス」（1,540円）などを提供する。

　ランチメニューは、日替わり（1,650円）で「サムゲタン」「スンドゥム」などのメインに、自家製キムチやサラダ、チヂミなどをコースで提供。8月16日からは、テイクアウト専用に弁当（700円～）を販売する予定で、「店内ランチの日」「弁当販売の日」と曜日で分けて運営する。

　大道さんは「家族連れや仕事仲間、パパやママ友達など気兼ねなく来てもらえたら。地域の方たちに利用いただける店を目指したい」と話す。

　営業時間は17時～22時。ランチは11時30分～15時（店内ランチの日＝火曜・木曜・土曜、弁当販売の日＝水曜・金曜）。月曜定休。