
マルシェと音楽を融合したイベント「パンと音楽とアンティーク2025春」が3月29日・30日、京王多摩川駅すぐの東京オーヴァル京王閣(調布市多摩川4)で開催される。
「パンと音楽とアンティーク2025春」に出店予定のMAU PAN(東村山市)
さまざまな世代の人たちがマルシェと音楽の両方を楽しめるイベントとして開いており、今回で3回目。イベント企画などを手がける「クマとサル社」(調布市)が主催し、2022年9月に第1回を開いた。マルシェには約130店が出店し、音楽ステージには約40組が出演。2023年11月に開催した第2回では、新たにハンドメードクラフトのコーナーを設け、マルシェは約290店が出店。音楽ステージは約60組に拡大した。
同社の山田さんは「多くの方に来場いただき、うれしかった。運営面では改善すべき点があるが、思い描いていたイベントになりつつある」と振り返る。「年々、反響が大きくなっていることを感じる」とも言い、今回の開催発表時のSNSには「驚くほど多くのアクセスがあった」と話す。
これまでは秋に開催してきたが、気候の良い春にも開催したいと考え、約1年4カ月ぶりの開催となった。今回のパン店は前回より多い約80店が出店予定で、半数近くが新規。イベント限定のパンを用意する店もあるという。アンティーク店は前回と同じ約100店で、レトロブームで人気の古着なども並ぶ予定。ハンドメードは大幅に出店数が増えたため、クラフト約120店とアクセサリー約70店にコーナーを分けた。
音楽ステージは前回同様、会場内に6カ所設け、約60組が出演。バラエティーに富んだラインアップを用意する。
山田さんは「初めての春開催なので、気持ちの良い春を感じに来場いただき、子連れの方にも楽しんでもらえたら。イベントは非日常の場だが、『ふらっと近くの公園に行ったら、マルシェが開かれていて、演奏している人もいて、楽しい休日になった』というように、立ち寄ることが特別ではないイベントを目指している。地域に根付いた定番イベントとして長く続けていきたい」と話す。
開催時間は10時~18時。入場料は、前売り1日券=1,500円、同2日券=2,800円、小学生以下無料。雨天決行。