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府中の森芸術劇場がリニューアル こけら落としは小室哲哉さんの凱旋公演

桟敷席が椅子席になった「ふるさとホール」

桟敷席が椅子席になった「ふるさとホール」

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 昨年4月から改修工事を行っていた府中の森芸術劇場(府中市浅間町1)が5月1日にリニューアルオープンする。

4月27日に「府中の森芸術劇場リニューアルオープンセレモニー」を開催

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 同館は1991(平成3)年6月に開館し、収容人員2000人以上で多目的に使える「どりーむホール」、パイプオルガンを備えた音楽専用「ウィーンホール」、伝統芸能や演劇に適した「ふるさとホール」から成る。各ホールの特色を生かし、コンサート、オペラ、ミュージカル、落語、能・狂言など多彩な催しを行ってきた。「府中市青少年音楽祭」「成人の日記念青年のつどい」「府中市敬老の日記念大会」など市民の思い出や節目となるイベントの会場にもなっている。

 開館から30年以上がたち老朽化したため全館休館し、施設補修と設備更新に加え快適性や安全性を高める改修工事を3月末まで行った。主な変更箇所は、ふるさとホールの桟敷席を廃止し椅子席を増設。梅の間・欅(けやき)の間(小会議室)の仕切りを可動壁にして中会議室1部屋としても使えるよう仕様を変更した。平成の間(大会議室)にピクチャーレールを設け、展示や壁面装飾などに利用可能になった。さらに、どりーむホール2階席に手すりを新設し、視覚障害者誘導用ブロックを管理事務室前まで延長。設備面では館内の照明や空調、舞台の照明や音響などを更新した。

 5月1日のこけら落とし公演は、同市出身の小室哲哉さんがプロデュースするオーケストラコンサート「ELECTRO」を開催する。西川貴教さんがゲスト出演するほか、小室さんの母校である市立府中第四中学校合唱部も参加する。同合唱部は「令和5年度全日本合唱コンクール全国大会」で金賞・文部科学大臣賞を受賞するなど各種コンクールで多くの賞を受けている。

 同館では、著名な指揮者や演奏家によるコンサート、落語家の独演会、人気歌手のライブ、親子で楽しめるミュージカルなど多くの公演が決まっている。チケットは、こけら落とし公演も含め完売か残席わずかのものもある。

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