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調布・布多天神社で奉納ピアノコンサート 能登半島地震の復興支援も

ベヒシュタインの美しい音色が境内に響くピアノ演奏

ベヒシュタインの美しい音色が境内に響くピアノ演奏

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 布多天神社(調布市調布ヶ丘1、TEL 042-489-0022)は4月26日~29日の4日間、神楽殿で「春の奉納ピアノコンサート」と能登半島地震で被害を受けた神社の復興支援活動を行う。

復興支援チャリティーとして振る舞う能登地域で造られた日本酒

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 同神社は巫女(みこ)の役割を桐朋学園音楽部門(若葉町1)の学生が担ってきた縁で、ピアノコンサートを度々開いてきた。コロナ禍で発表機会が減った卒業生の演奏披露や調布国際音楽祭の会場の一つとしても会場を提供。神楽殿には世界三大ピアノメーカーの一つであるベヒシュタインのグランドピアノを用意し、「一流の音楽家たちが心を込めて演奏する」という。

 演奏者は、26日=柴田浩希さん(11時~)、吉田裕佳子さんとバイオリン奏者の松本華子さん(13時30分~)、香月すみれさん(15時~)。27日=藤生一華さん(11時~)、ピアノデュオ「ルプリーズ」の石坂奏さんと田中歩さん(12時30分~)、森元ピアノ教室(13時30分~)、麓朝光さんと「高嶋ちさ子12人のヴァイオリニスト」メンバーの橘ひとみさん(15時~)。28日は「ストリートピアノ」として事前申込者が演奏する。29日=小山田朱里さん(11時~)、秋山桃子さん(12時30分~)、三村真由さん(13時30分~)。最終回(15時~)はスペシャルゲストの稲垣雅紀さんの演奏で締めくくる。

 期間中、神前に供えた能登産の日本酒を境内で振る舞うチャリティーを行う。初穂料は500円で、全額を被災した神社の復興支援に充てる。

 禰宜(ねぎ)の野澤晃司さんは「能登半島地震から1年以上たつが、いまだに復興の滞っている地域が多いと聞く。伝統文化を継承していく神社や酒蔵も、なかなか復興できない状況が続いている。美しいピアノ演奏を奉納し、神様のお力で能登の方々が安心して暮らせる日が一日も早く訪れることを心から祈念する」と話す。

 天候などにより変更・中止の場合がある。ストリートピアノ演奏の申し込みは社務所で受け付ける。

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