
イートインスペースを併設した洋菓子店「Genois Living(ジェノワーズリビング)」(調布市布田5、TEL 042-444-5233)が4月15日、調布駅近くの品川通り沿いにオープンした。
フードサプライズ(府中市)が手がける「ジェノワーズ洋菓子店」の4店舗目となる同店。1980(昭和55)年に府中市内で創業し、現在、工房を併設する「府中押立本店」をはじめ、「烏山店」(世田谷区)、「ぷらりと京王府中店」と店を増やし、過去には「調布パルコ」で限定販売したほか、各地で催事出店するなど多角的に展開する。名物の「バナナパイ」をはじめ、旬の素材を使った手作りケーキや焼き菓子が創業以来、地域の人々に親しまれてきた。
ケーキのおいしさをクレープで楽しんでもらおうと、ジェノワーズ洋菓子店では初の試みとして、調布店でオリジナルクレープを販売。生地にはアーモンドミルクや、「しっとりとした食感に仕上げるきめ細かい」北海道産の小麦粉「ドルチェ」を使い、クリームやスポンジなど、同店の人気ケーキに使う素材を生かしたクレープを提供する。
クレープメニューは、てんさい糖を使った「シュガーバター」(415円)、「ブルーベリーチーズ」(605円)、「バナナパイ」「チョコレート」(以上635円)、「ガトーフレーズ」(660円)(価格はイートイン料金)などを提供する。
同店は2階建てで、店舗面積は約17坪。1階フロアには、「ジェノサブレ」(324円)、「マドレーヌ」(249円)、「ダックワーズ」(270円)などの焼き菓子や、毎朝工房から運ばれてくる「シュークリーム」(418円)、「アールグレイとキャラメルのシフォン」(550円)、「クラシックショコラ」(638円)(価格はイートイン料金)など数種類の生菓子を取りそろえる。2階フロアのイートインスペースには、テーブル12席を用意。白色を基調とした店内には、壁画アーティストによる手描きの文字や絵を描く。「スイーツを通じて癒やしの空間を」テーマに、「リビングにいるかのような家族とほっとする場所、気持ちをリセットできる重要な場所として、のんびりと安らげる休憩の場を目指す」という。
郡朋子店長は「ケーキ屋さんと言うと敷居がちょっと高い感じがするが、パジャマを着たまま家にいるような感覚で、ふらっと立ち寄ってもらえる場所を目指している。いつでも遊びに来てもらえれば」と話す。
営業時間は10時~18時(クレープの販売は11時~17時)。