
5月10日に行われたJ1リーグ第16節、FC東京は、ホーム・味の素スタジアム(調布市西町)でヴィッセル神戸と対戦し、1-0で勝利した。来場者数は2万4837人。
第16節・アディショナルタイムにPK獲得、決勝弾に ©FC TOKYO
前節、5月3日に行われたアウェー・アルビレックス新潟戦では、前半8分に、マルセロ・ヒアン選手のファン待望のリーグ戦初ゴールで先制すると、後半52分、ディフェンスの土肥幹太選手も絡んだゴール前のパス回しから、小泉慶選手が今季初ゴールを決めて追加点を奪った。その後失点するも、82分、こぼれ球を奪った白井康介選手が一気にピッチ中央をドリブルで駆け上がり、送り出したスルーパスをヒアン選手が収め、この日の2ゴール目を決め、3-2で勝利した。
第16節、前節の勢いのまま、順位を上げたい東京は、昨季リーグ連覇の神戸をホーム・味スタに迎えた。前半互いに決定的なシーンを作るもゴールキーパーの好セーブなどに阻まれ、無得点で折り返す。後半も激しい攻防が続いたが無得点のまま90分が経過。試合が動いたのはアディショナルタイム。94分、仲川輝人選手のゴール前の落としにマルセロ・ヒアン選手が飛び込み、ゴールネットを揺らすも、仲川選手がハンドの判定を受け、ノーゴールに。スタジアムはため息に包まれたが、2分後、今季リーグ戦初出場を果たしたゴールキーパーの波多野豪選手のロングフィードから再び仲川選手がゴール前で決定機を作り、そのこぼれ球に飛び込んだ安斎颯馬選手が相手のハンドを誘い、PKを獲得。それをマルセロ・ヒアン選手が冷静に決めて、試合終了。1-0で、3節以来の味スタでの勝利となり、今季初の連勝を飾った。
次節は5月17日、アウェーで浦和レッズと対戦する。連勝を伸ばし、後半戦に向けた巻き返しに注目が集まる。16時キックオフ。