
マルシェと音楽を融合したイベント「パンと音楽とアンティーク2025秋」が9月27日・28日、京王多摩川駅すぐの東京オーヴァル京王閣(調布市多摩川4)で開催される。主催はイベント企画を手がける「クマとサル社」(調布市)。
「パンと音楽とアンティーク2025秋」に出店予定のベーカリー「ジャリーブ」
全国のベーカリーやアンティーク店が集まり、ライブ演奏も楽しめる同イベント。年代や好みなどの異なる幅広い人々が終日楽しめるイベントを目指して2022年9月に始まり、今回で4回目の開催となる。2023年からはハンドメードクラフトのコーナーも加わり、より多様な「いいものさがしのフェスティバル」として展開。毎回多くの来場者を集め、前回、今年3月の春開催は天候に恵まれなかったものの、2日間で約2万人が来場し、初回の倍となった。
過去開催では、パン、音楽、アンティーク、クラフトの各エリアには幅広い客が訪れ、音楽ライブになじみのないパン好きが音楽を楽しみ、普段マルシェに訪れない音楽好きがアンティークで買い物する姿も見られた。同社の山田さんは「それぞれのファンが交差し、出店者にとっては新しい客との出会いの場になっている。パンと音楽とアンティークの相性の良さを改めて実感している」と話す。
今回はさらに出店者を増やし、マルシェ約340店、音楽ライブ約60組が出演予定。ベーカリーコーナーは、毎回、早い時間に売り切れるため、約20店増やして約100店に拡充。東京近郊から範囲を広げ、香川や京都など遠方からも参加する。音楽ライブは前回から出演者を変え、6つのステージで多彩なパフォーマンスを繰り広げる。
そのほか、グリーン&フラワーコーナーや子ども連れが楽しめる「子ども百貨店」も新設。ピクニックエリアも設け、一日かけて「さらにのんびり過ごせるように」した。
山田さんは「今回も安全第一に、長く続けられるイベントにしていきたい。秋風が心地よい季節。旅先の街を散策するように、ゆっくりと過ごしてもらえれば」と話す。
開催時間は10時~18時。入場料は前売り一日券1,500円。小学生以下無料。雨天決行。