味の素スタジアム(調布市西町)で6月27日、「第22回わんぱく相撲 東京都大会in調布」が開催された。主催は調布青年会議所。
「わんぱく相撲」は、遊び場の少ない東京の子どもたちにスポーツの機会を増やし心身の鍛練と健康の増進するため、東京青年会議所が1977(昭和52)から東京23区全域に広げる運動として始めた。1981(昭和56)年には日本相撲協会と協力して全国への普及運動を行い、1985(昭和60)年から両国国技館(墨田区)で全国大会が行われている。
同大会は「第26回わんぱく相撲全国大会東京ブロック予選大会」との併催で、同会議所創立40周年記念事業の一環として行われた。各地域で小学4年生以上の各学年の優勝者3人がチームとなった36チームが出場。ポイント制のトーナメント形式で3人の合計ポイント数で勝敗を決め、団体戦上位3チームに8月1日に行われる全国大会への出場権利が与えられる。また、団体戦で出場できない個人の高順位者を各学年1人ずつ選出し、混成選抜チームとして全国大会へ出場する。
当日はまわしを締めた105人の小学生らが激戦を繰り広げ、会場には声援が飛び交うなど熱気に包まれた。優勝チームは西東京地区の新井宥里君、鈴木翔太君、角屋聖太君。準優勝チームは板橋地区、3位は中央地区。個人戦優勝は4年生新井宥里君、5年生納谷幸之介君、6年生北原英嗣君。
同大会実行委員会の渡邊弘樹会長は「真剣勝負でみんな良く頑張った。勝負の厳しさや挑む心の鍛錬を学び、人を思いやれる大人に成長してもらいたい。全国大会へ出場するチームは負けた子たちの思いをしっかりと受け止めて頑張ってほしい」と話す。