調布市は11月18日から、名誉市民・水木しげるさんの命日に合わせ「ゲゲゲ忌2025」を市内各所で開催する。
調布市に住居を構え、漫画家として活躍した水木さんの功績をたたえ、11月30日の命日を「ゲゲゲ忌」と命名し、毎年、水木さんをしのぶさまざまなイベントを企画している。
30日までの期間、水木さんゆかりのスポットなど市内12カ所を巡る「ゲゲゲのスタンプラリー」を行っているほか、調布市文化会館たづくり(調布市小島町2)では、ゲゲゲ忌に合わせて献花台を設置や、水木さんが描いたイラストや妖怪画なども展示する。
市役所では職員が「鬼太郎ちゃんちゃんこ」を着用するほか、市立中央図書館では「水木しげるさんコーナー」を開設。11月28日には、「第4回同市議会定例会開会式」前に、桐朋学園大学の学生が水木さんゆかりの曲などを市議会議場で演奏する(先着50人)。
公立の保育園や小・中学校では水木さんにちなんだ献立メニューを給食で提供するほか、小中学校では水木作品のキャラクターを使った取り組みカードとシールで、1日1分、体を動かす習慣をつける取り組み「ちょこっとプラスワン調布」を行っている。
11月22日・23日には、調布市役所前庭周辺で「ゲゲゲ横丁・ゲゲゲの森」を開催し、キャラクターグリーティングやキャラクターショー、調布市・鳥取県PRステージ、アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」関連商品の販売、鳥取県物産展、境港市のカニ汁の販売、ゲゲゲ忌コスプレイベント「調布市ブリガドーン計画」などを行う。さらに今年は、イベントエリアを拡張し水木しげるゾーンに位置する「てつみち」でも物販などを実施する。
期間中、市内各所でスタンプラリー参加者向けの台紙サービスやコラボメニューの提供を行うなど、市内商店会や企業が独自に水木さんをしのぶ取り組みを行う。一部の店舗では購入金額に応じたゲゲゲ忌オリジナルノベルティのプレゼントも贈呈。併せて、水木さん原作のアニメ上映会のほか、声優や制作スタッフによるトークショーなども予定する。
「ゲゲゲ横丁・ゲゲゲの森」の開催時間は11時~16時。展示やスタンプラリーは今月30日まで。