昼間はカフェ「SANKAKU COFFEE STAND(サンカクコーヒースタンド」、夜は「スナックSANKAKU(サンカク)」(調布市布田4、TEL 080-4726-2297)として営業する店が10月11日、調布駅近くにオープンした。
「SANKAKU COFFEE STAND」の田中丈晴さん オーダーが入ってから1杯ずつ茶せんで点てる
会社員として長年働いてきた店主の中嶋千鶴さん。子どもが自立したことがセカンドライフを考えるきっかけとなり、脱サラしてスナックをやりたいと考え始めた。時期を同じくして、宅配ドライバーを長年勤めながらいつかカフェをやってみたいと夢を抱く田中丈晴さんは「昼間の空いている時間帯にカフェをやらないか」と中嶋さんから誘いを受け、脱サラを決意。「第二の人生を楽しく過ごしたい」と2人の新しい再出発として、異なる組み合わせの「二毛作」店舗をオープンした。
三角形の立地を生かした特徴的な外観の同店の店舗面積は約5.5坪。カウンター8席とベンチ席を用意。「女性が一人でも来やすい爽やかなスナック」をコンセプトに、内装は昼と夜のバランスを考え、スナックっぽさを強調せず、モダンでシンプルに仕上げた。防音壁や二重ガラスの扉などを採用し、夜はカラオケも楽しめる。店外に設けたベンチ席はペットを同伴できる。
コーヒーは、ノルウェーに本店を構える「FUGLEN COFFEE ROASTERS(フグレン・コーヒー・ロースターズ)」(川崎市多摩区)から仕入れた浅いりのコーヒー豆を使用。抹茶やほうじ茶を使ったラテは、注文を受けてから一杯ずつ茶せんでたて、きめ細かくクリーミーに仕上げる。カフェメニューは、「コーヒー」(500円)、「ハンドドリップ(ホットのみ)」、ミルク・ソイから選べる「カフェラテ」、「抹茶ラテ」、「ほうじ茶ラテ」(以上650円)のほか、焼き菓子の「フィナンシェ」(250円)を用意する。ドリンクは追加30円でテイクアウト可。同店で使うFUGLENのコーヒー豆(200グラム=2,100円)は店頭で販売。
スナックのドリンクメニューは、「ハイボール」(700円~)、「酎ハイ」(650円)、「ビール」(900円)、「ワイン」(800円)のほか、ボトルは「ワイン」、「スパークリングワイン」(以上4,400円~)、「シャンパン」(1万1,000円、2万円)などを用意。チャージは、カラオケ込みで、女性=1,000円、男性=1,500円(いずれも1時間)。
中嶋さんは「スナックと言っても肩肘張らず女性の一人客も歓迎。楽しくいろいろな人が交流できる場になるのが理想。気の合いそうなお客さま同士を紹介するなどして、末長くお付き合いができるよう、人とのつながりを大事に続けていきたい」と話す。
営業時間は、SANKAKU COFFEE STAND=13時~19時30分、スナックSANKAKU=20時~25時。月曜定休(祝日の場合は翌日)。