調布市で2026年2月に「まちゼミ」が開催されるのを前に、11月26日、調布市文化会館たづくり(調布市小島町2)で説明会が開かれる。
深大寺の空き店舗で着物のレンタルや着付けをする「ひなあそび」のまちゼミ風景。着物を着るシチュエーションやコーディネートについて学べる
「まちゼミ」は地域の商店街・商店主が講師となり、自店の専門知識や技術・コツを少人数で無料または材料費のみで市民に伝える講座形式のイベント。2003年1月に愛知県岡崎市で第1回が開催され、その後、全国に広まった。中小企業庁では100円商店街事業などと並び、地域商店や商店街の活性化のための有力なソフト事業の一つと位置付け、専門家の派遣や補助施策などで開催を支援している。
調布市では2014(平成26)年に第1回を開催し、今年で10回目。受講者と店、街や商店街の「三方良し」の魅力が広まり、2023年は15店、2024年は29店と参加店が倍増した。
調布の「まちゼミ」の事務局を務める、SC総合管理の栗原悠輔さんは「まちゼミは販売・勧誘行為を行わないというのがルールで、客にとっては普段入店しづらいような店に入ることができる、専門知識が豊富な商店主からいろいろと学べる、顔見知りになれるといった特徴がある。ぜひ多くの個人店に参加していただき、『店のファン作り』につなげていただければ」
会場は調布市文化会館たづくり1001学習室。18時30分開始。参加無料。申し込み方法はインスタグラムなどで確認できる。「まちゼミ」の参加申し込みは12月5日締め切り。