府中市郷土の森博物館(府中市南町6、TEL 042-368-7921)プラネタリウムで12月21日、「府中の森芸術劇場Presents クリスマス星空コンサート」が開催される。
「クリスマス星空コンサート」の開かれる府中市郷土の森博物館プラネタリウム
昨年に続き、同館と同じ府中文化振興財団に属する「府中の森芸術劇場」の協力でサックス四重奏団「Adam(アダム)」を招き、生演奏に星空や映像の演出を組み合わせた特別プログラムを行う。
Adamは昭和音楽大学出身の4人から成るサックス四重奏団。「ザルツブルク=モーツァルト国際室内楽コンクール2015」でサクソフォン・カルテットとして初の1位を受賞した経歴を持つ。メンバーは赤・青・緑・黄のイメージカラーをまとい、「4人の個性を生かした音楽で多くの人に幸せを届けたい」として活動。生演奏に触れる機会の少ない人や子どもたちに音楽の楽しさを伝える取り組みにも力を入れる。
コンサートは、幼い子どもと一緒に楽しめる「ファミリータイム」(11時30分~)と音楽をしっかり聴きたい人向けの「しっとりタイム」(13時~)の2回に分けて行う(各45分間)。ファミリータイムの演奏曲は「サンタが街にやってくる」「レット・イット・ゴー」など、しっとりタイムでは「夜空ノムコウ」「彼方(かなた)の光」などを予定。
演奏に合わせてプラネタリウムのドームに星空を投映し、クリスマスの楽しさや聖夜の雰囲気を作り出す。担当の村井さんは「星を好きな人、音楽を好きな人、それぞれが新しい魅力を知る機会になれば」と話す。
ドームにはそりに乗って夜空を駆けるサンタクロースのイラストのほか、Adamファンには知られる「メンバー手描きイラスト」も映し出す。Adam公式サイトでは、リハーサル動画の一部を公開しており、「いまだかつてないコンサートになるので、ぜひ来場を」と呼びかけている。
観覧料は、大人=1,200円、中学生以下=600円、4歳未満無料(各種割引なし)。別途博物館入場料が必要。観覧券は、専用サイト、郷土の森博物館総合受付、府中の森芸術劇場チケットセンターで販売する。完売の場合、当日券は販売しない。