深大寺(調布市深大寺元町5、TEL 042-486-5511)が大みそかから元旦にかけて終夜開門する。
関東の古刹(こさつ)として知られる同寺は、例年、初詣期間中に約20万人が訪れる。近年は若者の参拝客が増え、さらに大勢の人出が見込まれる。
年末年始の開門時間は、12月30日まで=開門6時~閉門17時、31日=6時~終夜開放~1月1日20時、2日・3日=6時~20時、4日・5日=6時~17時30分、6日以降=6時~17時。
12月31日~1月3日の入り口は「山門」のみで、「東門」「南門」「西門」は出口専用になる。参拝列が参道まで延びた場合、警察の判断により境内への入場を規制する。
1月1日0時から元三大師堂(がんざんだいしどう)で、新年最初の行事「修正会大護摩供(しゅしょうえおおごまく)」を行う。修正会は「正月に修する法会」のことで、天下泰平・国家安穏・仏法興隆を祈願する。同寺では元三大師の御利益に預かり、祈願者の厄よけ・家内安全・商売繁盛などを併せて祈願する(約30分間隔)。祈願時間は、除夜(受付22時~)=0時・0時30分・1時、1日~3日(受付7時30分~)=8時~16時30分、4日以降はホームページで確認。
正月の縁起物である破魔矢(小1,500円・大2,500円)、熊手(1,500円)、干支(えと)土鈴(1,000円)などは、なくなり次第終了。御朱印は1月中、正月限定干支朱印を押す。授与所と朱印所の窓口時間は12月31日~1月5日、通常と異なる。
国宝の白鳳(はくほう)仏が鎮座する釈迦(しゃか)堂の拝観時間は12月31日~1月3日、通常と異なる。「調布七福神」の一つ、毘沙門天像(市指定有形文化財)の拝観期間は除夜から1月31日まで。
同寺は「初詣期間中、周辺道路が混雑するので公共交通を利用してほしい」と呼びかけている。電車(京王線・JR中央線)とバス(京王バス・小田急バス)の臨時運行は各社ホームページで確認できる。
自転車利用者には臨時の駐輪場を用意する(12月31日~1月3日)。場所は、深沙(じんじゃ)の杜(もり)、植物公園深大寺門周辺、曼殊苑(まんじゅえん)。
三が日の10時~16時に深大寺通りを車で通過する場合、「深大寺」信号機(水神苑前)~「深大寺小前」信号機(三鷹通り)の区間が西から東方向への一方通行になる。同区間を自転車で通行する場合、西から東方面へは乗車したまま通れるが、反対向きは自転車から降りて押しながら歩く。「深大寺入口」信号機(武蔵境通り)~「深大寺」信号機(水神苑前)は車・自転車ともに交互通行できる。