「第14回『調布国際音楽祭2026』」が6月20日~28日に開催される。調布市文化・コミュニティ振興財団が1月11日に発表した。
エグゼクティブ・プロデューサーを務める鈴木優人さん Masato Suzuki029©Marco Borggreve
「手作りの感覚とクオリティーを両立させた」ラインアップで親しまれる同音楽祭。世界で活躍し、2020年度芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞した音楽家の鈴木優人さんをエグゼクティブ・プロデューサーに迎え、ネット上で「ピアニート公爵」名義で活動するなど高い演奏技術で知られるピアニスト・森下唯さんがアソシエイト・プロデューサー、国内外の音楽賞を多数受賞する鈴木雅明さんが監修を、それぞれ務める。
今年のテーマは「おいしい音楽、めしあがれ」。調布のまち全体を一つのキッチンに見立て、作曲家はレシピを考え、演奏家は音を刻み、聴き手がそれを味わう世界をイメージする。
若手演奏家を中心に構成する調布国際音楽祭公式の参加型企画「フェスティバル・オーケストラ」ついても発表。指揮は鈴木雅明さん。今回は、国際的に活躍する若手ピアニストの松田華音さんをソリストに迎えたモーツァルトのピアノ協奏曲第24番と、マーラーの交響曲第1番「巨人」に挑む。鈴木優人さんの呼びかけに応えたバイオリニストの白井圭さんやフルート奏者の上野星矢さんをはじめとする国際的に活躍する演奏家や国内外の主要オーケストラの首席奏者らが各パートを指導し、トップを務める。参加者は合同練習を経て、本番に臨む。外国籍の参加者には渡航費などを補助するなど、「演奏を通じた豊かな交流」を目指す。
シリーズ5回目となるワークショップ「新しい音楽をつくる」は、「充実したレッスンスタイルに刷新する」という。金子仁美さん、坂田直樹さん、細川俊夫さんら、現代音楽界をけん引する作曲家たちが直接指導する。ワークショップに作品を提供する作曲家も募集するほか、毎年音楽祭の入り口を彩るコンサート「ミュージックカフェ」「オープンステージ」に出演する市民演奏家も募集する。
鈴木優人さんは「0歳から入れるコンサートやオーケストラ公演はもちろん、作曲ワークショップや調布名物の特別なコラボレーションまで、今年も多彩な『メニュー』を用意する。日常の食卓のように、特別な晩餐(ばんさん)のように、それぞれの一皿(一公演)が、皆さまの記憶に残る時間になりますように」とコメントする。