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調布・つつじヶ丘のパティシエが国際料理団体の会員に 日本人で唯一

「Patisserie YUTA ogura vision Y」シェフパティシエの小倉さん WMCSのコックコートとメダルを身につけ

「Patisserie YUTA ogura vision Y」シェフパティシエの小倉さん WMCSのコックコートとメダルを身につけ

 調布市つつじヶ丘駅近くの洋菓子店「Patisserie YUTA ogura vision Y(パティスリー・ユウタ・オグラ・ビジョン・ワイ)」(調布市西つつじヶ丘3、TEL 042-444-0561)のシェフパティシエ小倉優太さんが、国際的な料理人で構成される協会「World Master Chefs Society(WMCS)」のマスター会員に認定され、4月11日、認定証とコックコート、メダルが届いた。

「Patisserie YUTA ogura vision Y」に飾られているWMCSの証書とメダル

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 小倉さんは本場フランスで通用するパティシエになることを目指して18歳で渡仏し、レストランやパティスリーで修業した。帰国後は、フランス菓子の伝統的な技術と現代的な技法を取り入れた菓子作りに加え、製菓学校での講師、企業とのコラボ商品開発や技術協力、業界団体活動など、幅広く活躍。フランス食文化の継承にも力を入れ、フランス大使館に伝統菓子「ガレットデロア」を献上するなどの取り組みも行っている。

 WMCSは1947(昭和22)年に設立された、イギリスに本部を置く団体。世界中のミシュラン星付きシェフやホテルの料理長、料理学校の教授などで構成され、世界50カ国以上に支部を持つ。会員は、既存メンバーによる匿名推薦を受け、職務経歴書を提出し、総会での審査を経て認定される。推薦理由は公表されていないが、「フランスでの実績や、帰国後の活動が評価されたのでは」と小倉さん。

 同団体に所属する日本人は現在、小倉さんのみ。連絡を受けた当初は「間違いかと思った」と振り返る。確認を重ねる中で正式なものだと分かり、「歴史ある団体に評価してもらえたことに、驚きとともにありがたく感じた」と言う。団体では、子どもたちを招待して料理を振る舞うチャリティー活動や、プロ向けの講習会なども行っており、「活動内容に強く共感したことが入会の決め手になった」という。

 小倉さんは、シャンパンを刀剣で開栓するフランスの伝統文化「シュバリエ・サブラー」の資格も持つ。フランスのパティスリーには食事メニューも用意する店も多く、同店でもケーキのほか、クロワッサンやキッシュなども販売。フランスの食文化を発信する場と位置づけ、同資格もその一環として取得した。3月24日には、シャンパン文化の保存・普及に取り組む「サーブルドール騎士団」日本支部による昇格認定式にも参列した。

 小倉さんは「これまで資格などは積極的に公表してこなかったが、お客さまにも喜んでもらえたらと思い発信することにした。プロの世界で評価された技術があることを知ってもらい、より多くの方々にケーキを手に取ってもらうきっかけになれば」と話す。

 営業時間は11時~19時。水曜定休。

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