今年還暦を迎える市民を祝うイベント「調布トリプル成人式~還暦祭~」が5月4日、調布市文化会館たづくり(調布市小島町2)大会議場で開催される。主催は実行委員会と地域市民団体「NPOこれからフェスタ」。
調布トリプル成人式~還暦祭~で提供する赤い衣装を着た写真撮影の例 photo by 写真館ピノキオ
還暦を人生の節目として前向きに捉えるきっかけ作りを目的に企画した同イベント。発起人で同団体代表の田中まさこさんは、銀行勤務時代にファイナンシャルプランナーや年金アドバイザーとして、シニア層の相談業務に携わってきた。60歳の節目を迎え「人生もう終わり」と自信を失う人々を目の当たりにしてきた経験が、今の活動の原点だという。銀行退職後の2024年に同団体を立ち上げ、自分史作りやエンディングノート講座、撮影会など、ライフプランや終活をテーマにした少人数制のセミナーや体験を実施。調布市民に「人生後半を前向きに捉える機会」を提供してきた。
今回のイベントは、これまでの活動の延長として、地域を巻き込み規模を拡大した「祭り」として開催する。「60歳はゴールではなく、新たなスタート。人生100年時代の中で、明るく未来を語り、これからの時間を前向きに捉える空気を共有できる場にしたい」と田中さん。
当日は、50代以上のアイドルグループ「AMTRS(アマトラス)」のパフォーマンスやソプラノ歌手・新藤昌子さんの歌唱、トークセッションなどをステージで行う。会場には、相続や介護に関する紹介、キャリアコンサルタントによる「人生すごろく」などの体験ブースを設ける。ひつぎに入る「納棺式体験」や、人生に見立てた積み木を積み上げる企画、市内の写真館「ピノキオ」の協力による、還暦にちなんだ赤い衣装での記念撮影も用意する。
企画への参加は60歳の人が優先となるが、入場に年齢制限はなく誰でも参加可能。「還暦を祝いたい人」「これからの生き方を考えたい人」など、幅広い世代の来場を呼びかける。併せて、60歳の「手本」となるような61歳以上の市民を表彰する「調布市民感謝賞」も設け、対象者の推薦も受け付けている。
田中さんは「さまざまな企画を用意しているので、ゆっくり楽しんでもらい、多くの人に『参加して良かった』と思ってもらえたらうれしい。皆で祝うことで、調布という街がさらに元気になるきっかけになれば」と期待を込める。
開催時間は11時~16時。入場無料。