調布市青少年ステーションCAPS(調布市上石原1、TEL 042-442-5535)の来館者が8月31日、20万人を突破した。
同施設は中高校生世代の居場所施設として2003年に開館。ダンスやバスケットボールなどのスポーツやバンドなどの音楽活動のためのスタジオやレザークラフトなどの専門工具をそろえたクラフト用の施設も備えている。学習などを専門の職員がサポートするほか、相談員が生徒らの悩み相談にも乗ることもできることから、開館以来、「自由な居場所」として中高校生世代が利用し続けている。
当日は、夕方に同施設をバンドの練習のために訪れた市内在学の高校1年生の男子生徒が20万人目となり、用意されていた記念セレモニーが行われた。男子生徒は「自分が20万人目ということを突然聞いて驚いた。CAPSは落ち着ける場所なので、これからもバンド活動などで利用していきたい」と話した。
同館を受託運営するNPO法人ちょうふこどもネット理事長の小林孝さんは「7年間で20万人の来館者を迎え、卒業生として市内で生活する人たちも増えた。これからも中高校生世代を中心として『人と善意のサイクル』がつながっていけるよう施設を運営していきたい」と次の目標である30万人達成に向けて意気込みを語った。
開館時間は10時~20時00分。入館無料。