子育て支援活動団体「ちょうふ子育てネットワーク ちょこネット」が2月16日、調布市文化会館たづくり(調布市小島町2)でデビューイベントを開催する。
同市内には子育て支援施設やサービス、民間の託児所や子育て中の人が気軽に利用できる店も多く、子育て支援や母支援活動なども盛んだが、その全体の様子を知る手段がないことから、同団体は市内の子育て情報が1カ所に集まるインターネット情報サイトを作ろうと昨年12月から活動を開始。「市内で支援に関わる人を結び付ける場を作りたい。情報を共有することは課題把握の第一歩。よりよい子育て環境をつくる土台に」と同団体を立ち上げた。
メンバーは主に市内で子育て支援活動をする子育て中の母親らで構成するほか、小児科医、助産師、市議なども加わり、市役所の子育て支援課もその意義を認識して後押しする。活動を支える資金作りとして、サミットネットスーパーの地域活動サポート企画を利用するほか、今後もさまざまな手法にチャレンジする。
同イベントは、ネットワーク発足のデビューイベントとして企画。出産にまつわる思いを語る約40人の母親を撮った「bloom」の上映会や、市内の子育て支援情報コーナーやミニ体験コーナーなどを用意する「ちょこネット広場」、「地域の力で子育てしよう」をテーマにした「50人の井戸端会議」を実施する。
メンバーの1人で同市子ども家庭支援センターの小笠原寿弘施設長は「今の課題は、支援施設に出向くことができない子育て中の人にどうすれば適切なサービスや情報を届けることができるか。支援施設としてどう課題にとり組んでいるかを知ってもらえれば」と話す。さらに、同市子育て支援課の大島振一郎課長は「少子化といわれながらも、調布市では子どもが増えている現状。安心して子育てをするためには、子育て家庭に対する情報提供やつながりづくりがとても重要」とも。
開催時間は、「bloom」上映会=10時~、「ちょこネット広場」=12時~、「50人の井戸端会議」=13時45分~。参加無料。