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調布の子育て支援団体、ポータル開設向けデビューイベント

立場や役目をこえて約50人が同じテーブルにつき、子育てについて話し合った調布の子育て支援活動団体「ちょこネット」のデビューイベント。

立場や役目をこえて約50人が同じテーブルにつき、子育てについて話し合った調布の子育て支援活動団体「ちょこネット」のデビューイベント。

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 調布の子育て支援活動団体「ちょうふ子育てネットワーク ちょこネット」が2月16日、調布市文化会館たづくり(調布市小島町2)でデビューイベントを開催した。

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 同団体は同市内で子育て支援活動をする母親を主なメンバーとし、市内の子育て関連情報が1カ所に集まるインターネットサイトを作ろうと昨年12月から活動を開始。「市内で支援に関わる人を結び付ける場をつくり、現在の子育て環境の課題を共有したい」と、同イベントをデビューイベントと位置付け企画。女性が自らの出産体験を語る映画「bloom」を上映するほか、市内の子育て支援情報やミニ体験コーナーなどで「ちょこネット広場」を用意し、延べ100人以上が来場した。

 来場した母親たちのほか、同広場に出展した子育て支援団体や同市子育て支援課職員、父親の育児参加支援を行う男性など、約50人が「地域の力で子育てしよう」をテーマに話し合う「50人の井戸端会議」も開かれた。

 話し合いの前段で行われた同市子育て支援課の大島振一郎課長による出前講座では、「保育園待機児童の解消」「子育て相談体制の充実」「ひとり親家庭への支援」「児童虐待防止策の充実」などが市の課題として挙げられたほか、同団体が事前に行った子育て中の母親へのヒアリングから得た声を披露した。多くの参加者が「地域のつながりを取り戻すことが重要」と語り、「あいさつを交わそう」「子どもを外で自由に遊ばせることができる環境に」「父親同士のネットワークも必要」「勇気あるおせっかいをしていこう」など、立場を超えて共感の輪が広がった。

 同団体事務局の山本弥和さんは「わたし自身の経験では、思い切って地域に一歩踏み出すことで新しい価値観を得ることができ、子どもにとっても暮らしやすい環境を作ることが出来た。経験に基づくリアルな声や体験談も届けていきたい」と話す。

 同団体では活動を伝えるメール通信への登録を受け付けているほか、同市周辺の子育て情報をまとめて発信するポータルサイト制作に向けて始動する。

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