武者小路実篤記念館（調布市若葉町1、TEL 03-3326-0648）で3月1日、ホワイトデーシーズンに合わせて「実篤 榮太楼飴（梅ぼ志飴）」の販売が始まった。

　これまでもバレンタインシーズン限定「実篤チョコ」やホワイトデーシーズン限定「実篤かぼちゃ飴」「実篤かぼちゃ落雁」などを販売してきた同館。今年は調布市内に本社・工場を持つ老舗和菓子メーカー・榮太樓總本鋪（仙川町2）の協力でコラボ商品を企画した。

　実篤は1955（昭和30）年に移り住み、90歳で亡くなるまでの20年間を調布市仙川で過ごした。一方、同社が仙川に工場を構えたのが1956（昭和31）年。同時期に同じ地を選んだという縁がきっかけとなり、同商品が実現した。

　同商品は江戸時代の創業以来、看板商品となっている同社の「梅ぼ志飴」を実篤のかぼちゃの絵をあしらったミニ缶に入れたもので、価格は350円。「梅ぼ志」は色と形にちなんだ江戸っ子のしゃれで、梅味ではなく、砂糖と水あめから作ったプレーンな味に仕上げている。

　販売場所は同館内ミュージアムショップのほか、調布市役所1階売店（土曜・日曜定休）、和菓子店「藤屋」（仙川町1、日曜定休）。同館の開館時間は9時～17時。月曜休館。入場料は、大人＝200円、小中学生＝100円。