調布・府中・狛江の3市に事業拠点を置く企業や法人などで構成され、公益法人としてチャリティー活動や税の理解を深めるための活動などを行っている武蔵府中法人会(府中市府中町2、TEL 042-363-3501)が今年も、税金をテーマにした川柳を募集する。
昨年に引き続き2回目となる同コンクール。「税金の大切さを考え、正しく理解して、みんなで築く豊かな社会を目指す」ことを目的に、6月1日から9月30日まで応募を受け付ける。
昨年の第1回は5,903作品の応募があった。テーマのユニークさが注目され、朝のニュース番組でも優秀作品が紹介された。最優秀作品は「感謝税 払い切れぬや 母の愛」(Timoさん、36歳)、優秀作品は「身寄り無く 税と近所に 助けられ」(蒼い朱鷺さん、52歳)、「愛煙家 ニコチン軽く 税重く」(森藤郁成さん、42歳)など10作品が選ばれている。同法人会では応募作品をテーマ別にまとめ、学校で税金教育に活用してもらうための小冊子を作成する。
さらに、東日本大震災をきっかけに、税金や寄付、ボランティア活動などに関心が集まっていることから、これらをテーマとしたエッセーのコンクールも企画しており、7月1日から募集を予定する。
同法人会の佐藤壽専務理事は「税金はあまり考えたくないと思われがちで、関心が持たれにくいが、川柳というソフトな切り口から税金について考え、関心を持ち正しく理解してもらえれば、今後国を良くすることにつながるのでは」と期待を寄せる。