祇園寺(調布市佐須町2、TEL 042-484-0811)で8月26日、「祇園精舎の法灯会」が開催される。
板垣退助さんや、日本野鳥の会設立者である中西悟堂師さんともゆかりのある「祇園寺」(関連画像)
当日は、自身でキャンドルを作ってともす「キャンドルナイト」をはじめ、同寺創設者の父が高麗からの渡来人であったことにちなみ、朝鮮の伝統民族楽器「ソヘグム」の演奏や伝統舞踊のステージ、護摩祈願などを実施。ヨーヨーやくじ、駄菓子などの縁日や飲食の屋台も予定する。売上金の一部は、石ノ森章太郎グッズのチャリティー販売などをしている「調布から!復興支援プロジェクト」に寄付される。
同寺は天平年間(729~749年)、深大寺と同じ満功上人の創建とされ、明治期に住職を務めた中西悟玄は日本野鳥の会設立者である中西悟堂師の養父であることで知られている。また、境内にある二本の赤松は、明治期に自由民権運動を主導した板垣退助が植えたもので、「板垣死すとも自由は死せず」という板垣さんの言葉から「自由の松」と称され大切に育てられている。
同イベントの事務局長を務める鈴木さんは「調布の街に、これほど古く、また歴史に名前を残す有名な人とも深く関わりのある寺があることをもっと知ってもらいたい。このイベントがそのきっかけになれば」と期待を寄せる。
開催時間は15時~20時。問い合わせは同寺(TEL 042-484-0811)まで。