京王電鉄は10月16日、サッカーファン約300人を乗せた臨時特別列車「FC東京号」を京王線新宿駅から飛田給(味の素スタジアム前)駅まで運行した。
TOKYO MX 「F.C.TOKYO魂!」のFC東京新人サポーター・ジョナサンとポーズをとる子どもたち(関連画像)
同列車は味の素スタジアム(調布市西町)で行われた「FC東京」対「ファジアーノ岡山」の試合開催に合わせて企画され、応募した家族358組930人から抽選で選ばれた約300人が乗車した。参加者は模擬切符やオリジナルバッジ、選手サイン入りポスター、京王電鉄ノベルティーグッズを受け取ると笑顔で車両に乗り込んだ。
列車はFC東京のチームエンブレムをデザインした特別仕様のヘッドマークを装着し、車内は統一ポスターで装飾。京王線新宿駅を出発すると車内放送で選手からのメッセージが流れ、試合前から応援ムードで盛り上がった。武蔵境から参加した柏谷さん一家は「息子がサッカーを習っていて、いつも家族でJリーグを見に行く。イベントに参加できてうれしい」と話し、小学4年生の男児は「FC東京の試合は華麗でかっこいい。今日も楽しみ」と期待を寄せた。
車内にFC東京チームマスコット「東京ドロンパ」が登場すると、子どもたちから歓声が上がり握手をしたり写真を撮ったりして楽しんでいた。「1997年から応援している」という荒木田さんの長男は生まれながらのサポーターで、「ドロンパがかわいい」と間近でのふれあいに満足げな様子を見せた。
さらに、TOKYO MX「F.C.TOKYO魂!」のFC東京新人サポーター・ジョナサンが車掌の制服で車内を回り模擬切符の検札を行うと、番組内でおなじみのかけ声「F.C.TOKYO魂!」を言って決めポーズの片手を上げるしぐさをするファンもいた。
同日の試合は「FC東京」が「ファジアーノ岡山」に3対0で勝利し、勝ち点を60に伸ばし、J2優勝とJ1復帰へ向けて歩みを進めた。