電気通信大学(調布市調布ヶ丘1)体育館で3月4日、同大と東京外国語大学の国際交流サークルによる「国際母国語デーフェス(International Mother Language Day)」が開催された。
国連教育科学文化機関(ユネスコ)が制定した「2月21日は『国際母国語デー』」に合わせて開催された同イベント。「『言語』というテーマの下、他国の文化に触れることにより自分自身の言語や文化を見つめ直してもらう」のが目的。
当日は、参加した16カ国のブース展示や、民族衣装の試着コーナー、世界一周クイズラリー、民族衣装のファッションショーなどが実施された。中でも、「世界共通言語は必要か」をテーマに議論する「ミニ国連会議」は100人以上の来場があり、会場は熱気に包まれた。
カフェも設け、ブラジル・ロシア・モンゴルの伝統的なドリンクやさまざまな国の伝統スナックも用意した。
実行委員長を務めた、同大情報理工学部1年の上平倫太郎さんは「今回初めての開催だったが、「ミニ国際会議」は海外の方の『母国語に対する思い』が伝わり、もっと話を聞きたかったという方も多く、非常に盛り上がった」と手応えを明かす。次回開催に向けては、「運営者と来場者がもっと一体になれるようなイベントにしていきたい」と意気込みを見せる。