調布まちづくりの会(調布市染地3、TEL 042-488-4022)は7月~9月に開く中学生を対象にした「調布ジュニア映画塾」第3期生を募集している。
1996年に調布の都市計画マスタープラン(基本計画)づくりに参加するために集まった市民の会からスタートした同会。2000年に特定非営利活動法人格を取得し、自主テーマや同市からの委託事業を通じて検討や提言を行う活動をしている。
同市はかつて「東洋のハリウッド」と言われ、現在でも40を超える映画・映像企業が集まっていることから、2010年から同法人が「調布ジュニア映画塾」を開講した。夏休みや週末を利用して、プロの映画監督や技術者の指導の下、脚本作りから撮影、編集など基本的な映画制作を体験する。
対象は同市在住の中学生で、7月15日から9月8日までに行う全9回の講座全て参加することが条件。カリキュラムの内容は「課題の作文の発表と脚本作成」「脚本の仕上げとカメラの操作方法の講習、撮影の計画作成」「創られた脚本を基に撮影(ロケ)」「編集および仕上げ、試写会」「作品上映会」などを予定する。
同会で事務局長を務める宇根直次さんは「映画制作は創造力、表現力、そしてそれを支える協調、共同力を発揮して完成させる総合芸術だと思う。子どもたちに楽しい体験をさせながら、それらを学んでもらう人間教育でもあり、『映画のまち調布』ならではの事業と位置付けている」と話す。
申し込みは今月25日まで。参加費は3,000円。定員20人(応募者多数の場合は抽選)。詳細はホームページで確認できる。