調布FMがレコード音源だけの12時間特番-レコード提供2千枚超える

「レコードパラダイス」の進行を務めるパーソナリティーの遠藤理さん。「針を落として音が出るまでのわくわく感をリスナーと一緒に楽しみたい」と話す。

「レコードパラダイス」の進行を務めるパーソナリティーの遠藤理さん。「針を落として音が出るまでのわくわく感をリスナーと一緒に楽しみたい」と話す。

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 調布のコミュニティーラジオ放送局「調布FM」(83.8MHz、調布市小島町2)が9月17日に放送する特別番組「レコードパラダイス」で使うレコードの提供を呼び掛け、現在、2,000枚を超えるレコードが集まっている。

提供を呼びかけ集まったレコードの一部。段ボールの中にもぎっしりと入れられている。

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 同局は昨年、インターネットで世界中どこでも聞くことができる「サイマル放送」を始めたことをきっかけに、局としての独自性を出すためのさまざまな番組を企画。今月5日には、「2012年調布FM真夏のアニソン特番」として若年層をターゲットにアニメソング番組を12時間にわたり放送した。

 「レコードパラダイス」は、レコード音源のみで構成する12時間生放送の特別番組で、今回が初めての試み。レコード世代をターゲットに絞り、放送で使用するレコードを地域の人から募ることで、コミュニティー放送の特性を生かし、リスナーにも参加感を味わってほしいと企画した。12時間放送するためには約150枚のレコードが必要だが、現在約2,000枚以上の提供を受け、放送に使うための選別作業を行っている。レコードはジャンルを問わず、後日返却する「貸し出し」と同局に寄付する「寄贈」のどちらかで、郵送や持ち込みでの提供となる。

 当日、進行を務めるパーソナリティーの遠藤理さんは「レコードのご提供者は、お小遣いをためて初めて買ったレコードやご主人の形見まで、レコードと共に思い出を届けてくれる方がほとんど。針を落として音が出るまでのわくわく感や忘れていたレコードの思い出を感じとっていただける番組にできれば。レコードが主役の番組を一緒に楽しみましょう」と話す。

 放送時間は9時~21時。レコードを郵送で提供する場合はホームページに掲載されている「専用フォーム」に必要事項を記入して同封。持ち込みは平日9時~18時に受け付ける。寄贈の場合は「寄贈」と明記。送付先は「調布市小島町2-33-1文化会館たづくり3階 調布FM「レコードパラダイス」係。9月7日締め切り。

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