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調布で「空気で動くアート」展-巨大赤ちゃん作品に来場者驚きも

たづくりの入り口に設置された巨大赤ちゃん「Dancing Baby」。

たづくりの入り口に設置された巨大赤ちゃん「Dancing Baby」。

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 調布市文化会館たづくり展示室(調布市小島町2)で開催されている企画展「空気美術展-空気で動くおもしろアート大集合!!-」で、同会館入り口に設置された2メートルの巨大赤ちゃんの奇妙な動きが多くの来場者の視線をくぎ付けにしている。

「空気美術展-空気で動くおもしろアート大集合!!-」展示の様子

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 空気をテーマにした動く美術品「キネティック・アート」を紹介する同展。展示に先駆け開催した多摩美術大学情報デザイン学科准教授・森脇裕之さんのワークショップで出来上がった作品と同大メディア芸術コース2学年の作品、造形作家で同大情報デザイン学科教授の高橋士郎さんの空気膜造形作品を、3部構成で展示する。

 展示作品は、空気で動く未知の生物「ワッサ」(川上 亮子さん)、風の力を視覚化する作品「FLASH ROLLER」(河野 真一朗さん)、花の花弁がふわりと咲き開く様子をモチーフにした作品「つぼみ」(斎藤 菜月さん)、不可視の空気の流れが描く様子の再現を試みた作品「Drawing Breeze」(鈴木 祥平さん)、日常的でささいな出来事を誇張して、強い風が吹いた時に髪の毛が舞い上がる様子を表現した「風にあおられて」(松原 智子さん)、カエデなど翼の生えたような形状の種子を意味する翼果をテーマに制作した「よっか」(望月 若菜さん)などのほか、世界各国で発表している高橋教授の「Dancing Baby」も展示する。

 主催する調布市文化・コミュニティ振興財団の三田さんは「鑑賞者の方が参加することで動く作品もあり、子どもはもちろん大人も楽しんでいただけると思う。ぜひご覧ください」と話す。

 開催時間は10時~18時。入場無料。9月9日まで。

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