神代植物公園で「秋のバラフェスタ」-早朝開園やライトアップなど

東京オリンピックにちなんで命名された、日本の品種登録第一号の「聖火」。開花するにつれてローズピンクから紅に花色が変化するさまは、まさにオリンピックの聖火台に炎がともる様子を思わせる。

東京オリンピックにちなんで命名された、日本の品種登録第一号の「聖火」。開花するにつれてローズピンクから紅に花色が変化するさまは、まさにオリンピックの聖火台に炎がともる様子を思わせる。

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 都立神代植物公園(調布市深大寺元町5、TEL 042-483-2300)で10月13日から、「秋のバラフェスタ」が開催される。期間限定の早朝開園や夜間ライトアップが行われ、講演会やコンサートなどバラに関するさまざまなイベントも開かれる。

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同園は1961(昭和36)年に開園し、昨年50周年を迎えた。「ばら園」は2009年に世界バラ会連合優秀庭園賞を受賞した沈床式庭園で、開園時から育てている老大株やバラの原種など、秋のバラ300品種・約5000株が観賞できる。

 バラは朝に良い香りがするため、来園者がその香りを楽しめるよう、週末を中心に特別に8時から早朝開園(13日・14日・20日・21日・27日・28日)。夜も営業時間を19時(入園は18時まで)まで延長し日没からのライトアップで幻想的な庭園を演出する(13日・14日・20日・21日)。14日・21日・28日は、早朝開園とともに「香りのモーニングツアー」を企画し、パファーマリーケミスト(バラの香り研究者)の蓬田勝之さんを講師に迎え、ばら園を実際に歩きながらバラの香りについて学ぶ(各日先着20人、事前電話申し込み)。

 20日13時からはローズコーディネーターの玉置一裕さんによる講演会「人気品種でつくるバラいっぱいの庭」で、さまざまなバラの品種の違いや美しく育てる栽培方法を紹介する(当日先着50人、30分前から受け付け)。

 13日から21日までは、ボランティアによる「ばら園ガイドツアー」、27日と28日は「園長と共にばら園散策」を行う。いずれも、1時間ほどばら園を巡りながらバラの説明を聞く。16日から21日までは特別展示場で「ミニバラ盆栽展」、植物会館1階展示室でバラの鉢植え展示とコンテストの「秋のバラ展」をそれぞれ開く。

 期間中はドリンクや軽食を提供する「バラのカフェテラス」と、バラにちなんだ小物を販売する「ロゼマルシェ」を営業(いずれも雨天中止)。テラスでは14日・21日・18日14時から「ばら園コンサート」も行われ、バラを見ながら音楽を楽しめる。

 同園担当者は「期間中は普段休園日の月曜も臨時開園するので、多くの人に来園していただき、美しい秋のバラを見てもらいたい」と呼び掛けている。

 開園時間は9時30分~17時(入園は16時まで)。イベント期間中は無休。入園料は、一般=500円、65歳以上=250円、中学生=200円(都内在住在学の中学生は無料)、小学生以下無料。今月28日まで。

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