調布のせんがわ劇場(調布市仙川町1、TEL 03-3300-0611)で11月11日、「サンデー・マティネ・コンサート~午後への前奏曲~Vol.100 『100回記念コンサート』」が開催される。
同劇場は2008年にオープン。舞台芸術を楽しむ市民を育成し、支援する拠点になることを目指し、音楽、演劇を中心にさまざまな企画を実施している。
オープン以来毎月開催している「サンデー・マティネ・コンサート~午後への前奏曲~」は、現在まで延べ約300人のアーティストが出演し、累計来場者数9000人を超える人気企画。100回目の公演を迎えることを記念し、普段は聴衆側である市民が出演者となるコンサートを企画した。公募で集まった46人で合唱団を結成し、約2カ月間、桐朋学園芸術短期大学(若葉町1)の松井康司教授に指導を受けた。披露曲は「故郷」「花の街」、交響詩劇「『わが町、せんがわ』~サネアツさん~テーマ曲」など。
同館の佐藤さんは「地域の皆さまに支えられてきた企画。以前は、第一線で活躍する演奏家をご紹介できることが自慢の一つだったが、最近ではその出演者から、いいお客さまですねとお客さまのことを褒めていただく。これは100回続けてきたからこそ。これからも多くの人に愛されるコンサートを目指していきたい」と話す。
同日からは、新たなシリーズ「サンデー・マティネ・コンサートPlus+(プラス)」も開始。客のニーズに応え、より本格的な演奏会を企画していく。第1回は、数々の国際コンクールの受賞歴を持ち、ケルン音楽大学教授も務めるドイツのピアニスト、ヤコブ・ロイシュナーさんが出演する。
開演時間は11時~11時45分。入場無料。「サンデー・マティネ・コンサートPlus+(プラス)」(未就学児入場不可)は15時~。500円。全席自由・事前予約制。