フランス人写真家、調布で初個展-「不規則な風景」テーマに

写真家パトリック・リモンさんは、おだやかな雰囲気が漂う。日本語も上手。

写真家パトリック・リモンさんは、おだやかな雰囲気が漂う。日本語も上手。

  • 0

  •  

 プラザ・ギャラリーの南パティオ(調布市仙川町1、TEL 03-3300-1010)で現在、「パトリック・リモン 写真展 不規則な風景」が開催されている。

[広告]

 1968年フランス・バランシエンヌ生まれのパトリック・リモンさんは、1996年12月に来日し、写真家としての活動をスタートさせた。2005年まで大阪に滞在し、現在はパリに在住している。フランスはもとより、ドイツやポーランド、日本では大阪や京都などで個展やグループ展を開催し、街の風景やポートレイトを数多く発表しているが、東京で写真展を開催するのは同展が初めて。作品はすべてフランスで撮影された。

 展示作品10点のテーマは「不規則な風景」。不規則な風景とは、そこに目をとらえる何らかの要素を持った特定不可能なごくありふれた場所のイメージ。リモンさんは「普通の景色の中にある『小さな特殊な何か』や『オリジナリティー』の構図を追求しながら表現している。普通の風景や普通のものでもじっくり見るときれい。そこが面白い」と話す。

 「一般的なイメージとは違うフランスを見てほしい。日本の『わび・さび』に通じる雰囲気や、シンプルな雰囲気を感じてほしい」とも。今後はスロバキアでポートレートの個展を開くほか、東京・飯田橋にある日仏学院で日本の風景をテーマにグループ展を開催する予定。

 営業時間は10時~18時30分。水曜休館。入場無料。3月15日まで。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース