仙川のプラザ・ギャラリー(調布市仙川町1、TEL 03-3300-1010)と東京アートミュージアム(調布市仙川町1、TEL 03-3305-8686)で4月6日から、開設25周年記念展「人・街・アート re-mix」の第2期が開催される。
同展は「inside/outside-アートと社会の内と外」と題し、小林宏道さん(多摩美術大学美術館学芸員)が企画構成する。プラザ・ギャラリー会場では4月6日~29日にヨシダシオリさん(南パティオ)と奥野美果さん(北プラザ)、5月4日~26日に福田龍郎さん(南パティオ)と開発好明さん(北プラザ)、6月2日~23日に高木彩さん(南パティオ)と浅野庚一さんの作品をそれぞれ展示。東京アートミュージアム会場では、4月11日~5月19日に富山妙子さんの「現代への黙示-9.11と3.11-」、同30日~6月30日にTICAD-V開催記念「染織inアフリカルチャー-生命と神々の造形-」を開催する。
期間中、富山さんのアーティストトークも行う。4月13日は音楽家の高橋悠治さんと「美術と音楽」、5月4日は美術家の開発好明さんと「美術と社会」、5月18日は成蹊大学教授の李静和さんと「美術と光州」について話す。
企画構成の小林さんはプラザ・ギャラリーの展示について「6人のアーティストはそれぞれがスタンドアローン(独立)で、年齢・性別・作品ジャンル・制作発表歴などもバラバラ。それにもかかわらず、アートと社会の内と外に関わり対峙(たいじ)していく取り組みを果敢に挑み続けている。それらが集合化することで、『人』『街』『アート』を紡ぐ再起動、すなわちre-mixへと私たちを誘う機会になることを願ってやまない」とコメント。東京アートミュージアムの2つの展覧会についても、「地域や時代、ジャンルや嗜好(しこう)を越えた、人類と社会の根源と未来、実情と思潮を、アートを通して発信し、再認識させてくれる展覧会となるだろう」とコメントしている。
プラザ・ギャラリー会場の開館時間は10時~18時30分。水曜休館。入場無料。東京アートミュージアム会場の開館時間は11時~18時30分(入館は18時まで)。月曜~水曜休館。入館料は、一般=500円、大学生・高校生=400円、小中学生=300円。