調布市役所前広場と調布市文化会館たづくり(調布市小島町2)8階映像シアターで5月11日、「2013アースデイin調布」が開催される。
1970年にアメリカで始まった「アースデイ」は、地球環境の問題について考える日として現在までに世界各国、各地域で展開されている。同市での開催は26回目。今年のテーマは「福島(FUKUSHIMA)」。東北地方を襲った未曾有(みぞう)の震災と福島第一原発の事故に対し、「いまだ忘れえぬ記憶と現状」を、イベントを通して考えていくことが目的。
当日は、同市内外のNPOやNGO、福祉団体やボランティア団体などがブースを開設。環境・子育て・福祉・食・まちづくり・文化交流など市内の活発に活動する市民団体の成果発表や販売のほか、ステージではアーティストによるコンサートやパフォーマンス、フリーマーケットなどを予定する。中でも、映像シアターを使って行われるトークイベントでは「福島の今(仮題)」と題し、学生主体で福島について「感じて考える」スタディーツアー「スタ☆ふく」を企画・運営する福島大学の学生が、福島の現状を報告する。そのほか、映画「内部被ばくを生き抜く」や記録映画「サッカーの街」の上映会も予定している。
同実行委員長の久保真一さんは「福島の現状を学生の目線で話すトークショーをぜひ見に来てほしい。東北の復興に必要なのはとにかく風化させないこと。地元の頑張りだけでなく都市圏、特に首都圏の世論が絶対的に必要」と話す。
開催時間は10時~16時。入場無料。トークイベント=14時20分~15時10分、映画「内部被ばくを生き抜く」=10時45分~12時、13時~14時15分、記録映画「サッカーの街」=15時15分~16時。