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ホルモンのい志井、調布で無農薬野菜販売-同姓同名・生産者との「縁」

い志井がファーマーズマーケットを開催。写真は石井宏治(ひろはる)社長(右)とクリスマス亭店長の横井さん

い志井がファーマーズマーケットを開催。写真は石井宏治(ひろはる)社長(右)とクリスマス亭店長の横井さん

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 調布で「もつやき処 い志井」などを運営するエムファクトリー(調布市下石原2 TEL 042-499-3448)は5月12日、西調布のクリスマス亭(上石原1)でファーマーズマーケットを開催する。

山梨県八ヶ岳にある「い志井」専用の野菜畑

 ホルモンに特化した業態などで、国内外にフランチャイズ店を含め120店舗を持つ同社の社長、石井宏治(ひろはる)さん宛てに手紙が届いたのは2年前の2011年。「素材の命を大切にするといいう理念に感銘を受け、ぜひ野菜を扱ってほしい」と書かれた手紙の差出人は飲食店大手のワタミが手掛ける「ワタミファーム」出身で、現在、山梨県八ヶ岳で「農業生産法人オーガニックネットワーク」を営む石井宏治(こうじ)さん。読み方は違うものの同姓同名に加え、同じ調布市出身に驚いた宏治(ひろはる)さんが、宏治(こうじ)さんに会ったところ、農薬や化学肥料を使わない安全な野菜であることに加え、仕入れコストも削減できることから取引を開始することになった。

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 2012年の春から作付けし、現在では2.5ヘクタールの「い志井ファーム」と名付けた専用農地で約50種類の野菜を栽培する。その量は直営店で使う野菜の70パーセントにあたる。この取引で、原価削減の効果があっただけでなく、月に1~2回、作付けや収穫に社員を派遣することで、野菜に対する理解が深まり、食材の廃棄の減少や新規メニューの開発にもつながったという。

 食材の細かな説明もできるようになり、野菜を通して客とのコミュニケーションが深まる中、「この野菜を販売してほしい」という希望が出てくるようになったのが、同イベント開催のきっかけ。販売するのは、当日の朝収穫した小松菜、水菜やサニーレタス、ルッコラなどの葉物を中心に約14種類、500束を予定する。レストランでは野菜を使ったメニューとして「10品目のたっぷりサラダ」「サラダのピザ」「ルッコラと生ハムのスパゲティ」(以上1,050円)を提供する。

 「しばらく忘れていた、子どもの頃に食べた、味の濃い野菜の味」と、石井社長。同イベントを担当する横井かおりさんは「それほど変わらないだろうと思って食べると、『すごくおいしい』と味の違いに驚くお客さまがたくさんいるほど。ぜひ、多くの方に来ていただいて味わってほしい」と話す。

 開催時間は10時~。レストランは11時30分~。

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