調布市文化会館たづくり（調布市小島町2）で3月12日～15日、「アトリエ・エソーレ シャドーボックス作品展2009」が開催される。

　シャドーボックスは、17世紀ヨーロッパの貴族の間で流行し、移民とともにアメリカに渡り改良された伝統的なハンドクラフトの技法。同じ絵柄のカード6枚程度使用し、部分的に切り抜いたカードを重ね合わせ、絵を立体的に組み立てていく。

　同展は、「K'sアート アトリエ エソーレ」調布教室（布田1、TEL 042-482-2775）、湘南教室、山形教室、中野教室のインストラクターと生徒の作品約200点を展示。教室で製作した作品発表の場として開催する同展は6回目を迎える。花や果物をはじめ風景、動物など題材はさまざまで、マットボードにもシャドーボックスを施した作品は、1つの作品で2つの空間を楽しむことができる。併せて、水彩画画家の加藤寿子さん、イラストレーターのBOWさん、メルヘン画家の池田ヒロミさんの作品を使って製作したオリジナルカードの作品も並ぶ。

　｢シャドーボックスの魅力は、想像した夢の空間を表現できる楽しさ｣と話す主宰でチーフインストラクターの田中玲子さんは、1994年よりシャドーボックスの技法学び、翌年講師資格を取得。1996年4月に同教室を3人のインストラクターとともに開いた。同展では、｢作品の世界の住人になったり、旅をしたり、風、音、においを想像したり、自由にシャドーボックスの魅力を感じ取ってほしい｣と話す。

　開催時間は、同12日＝12時～19時、13日・14日＝10時～19時、15日＝10時～18時。入場無料。