調布市市民活動支援センター（調布市国領町2）で3月15日、「えんがわフェスタ2009」が開催される。

　2006年の市民活動支援センターの設立1周年記念イベントとして始まって同イベントは、市民間の交流を深めることを目標に毎年3月に行われている。「えんがわ」は古き良き時代の日本にあった温かみのあるコミュニケーションの象徴で、同センター内にも実物大の模型が設置されている。

　同イベントは毎年異なるテーマで企画され、これまで「団塊世代」「笑いと健康」などのテーマに沿ってファッションショーや寄席などの企画を行ってきた。今年のテーマは「いちばん（一番）」。「調布の世界一をつくろうプロジェクト」を立ち上げ、今年のイベントをオープニングとして、調布市民でギネスのワールドレコードに挑戦するという企画。

　どのような内容の記録に挑戦するかは、同イベント内で開催される「100人の市民会議」で決める。会議は、くつろいだ雰囲気の中で少人数単位での協議を約30分ごとに組を変えて繰り返して議論を高めていくという、1995年にアメリカで提唱された新しい会議の方法「ワールド・カフェ」で行う。

　会議の生産性や創造性を引き出すファシリテーター役に、プロのファシリテーターとして活躍する青木将幸さんを迎える。会議で決まったギネス記録への挑戦会は、来年度の秋以降に実施を予定する。

　当日、会場では「世界一身長の高い人間の等身大パネル展示」「世界最大のタマゴで作る目玉焼き」などの企画・展示や模擬店出店を行うほか、東京都認定のヘブンアーティストのライセンスを持つ大道芸人ジェームズさんもゲストパフォーマーとして登場し、世界一小さい車輪の直径13センチの自転車に乗る芸を披露する。

　開催時間は、第1部＝10時～14時、第2部（100人の市民会議）＝14時30分～16時。入場無料。