調布市市民活動支援センター(調布市国領町2)で7月13日、特別講座「人が社会と関わる意味は~マザー・テレサから学ぶボランタリズムの原点~」が行われる。
7月13日に行われる特別講座「人が社会と関わる意味は~マザー・テレサから学ぶボランタリズムの原点~」のチラシ
同センターが開設9年目を迎え、今後の社会を「一歩前に進める」原動力としてボランティア活動や市民活動を推進することを目的に実施する同講座。「私達の未来へ」をテーマに3講座行われるうちの一つで、激変する社会の中で個人のボランタリズムに焦点を当てる内容となっている。
講師は、富士福祉事業団理事長の枝見太朗氏。1983(昭和58)年インド・ボンベイ(現ムンバイ)でマザー・テレサと出会い、マザーが亡くなる1997年まで約15年間師事した。500人以上の日本人とマザーとの面会をアレンジし、多くのボランティアをインドやアフリカの施設などに派遣するコーディネートを行ってきた。同センターの開設準備協議会の座長や運営副委員長などを歴任し、現在は東京ボランティア市民活動センター運営副委員長等も務め、行政とNPOや企業との協働事業の制度設計や、政策立案などの支援を多く手掛けている。
同講座の企画に携わった運営委員の横山さんは「センター開設前は1ボランティア、オープン時にはスタッフ、現在は運営に関わっている。その時々で関わってきた人や地域にあらためて感謝し、これからも『善意の連鎖』がつながっていくきっかけになれば」と話す。
今後は9月と11月に、関連分野の専門家を招き、「地域を動かす市民の活動」「社会を変える人の気持ち」の2つと合わせ、個人のボランタリズムと活動が周囲に及ぼす影響やこれからの社会を変えていく人間の心が、社会を一歩先に進める力になるように連続講座にしていく予定という。
開催時間は13時30分~17時。参加費は1,000円。事前申し込みが必要。問い合わせは市民活動支援センター(TEL 042-443-1220)まで。