![「調布っ子食育マイスター」がお弁当作りをする様子](https://images.keizai.biz/chofu_keizai/headline/1374651154_photo.jpg)
今年9月に東京で開催される「スポーツ祭東京2013(第68回国民体育大会・第13回全国障害者スポーツ大会)」(略称:東京国体)に向けて同市実行委員会が7月24日、「国体弁当試食会」を開催した。
同大会では毎年各開催市町村で地域の特産品などを生かした弁当を企画する中、調布市の委員会は、同市で開催する競技に参加する選手や監督などへのもてなしの一つとして、同市の特色を生かした弁当作製を進めていた。これまでに、「ぱくぱくメニュー自慢コンテスト」で「勝負めし」をテーマにしたレシピ募集や「オリジナル弁当イラストコンテスト」で「憧れのスポーツ選手に食べてもらいたい『オリジナル弁当』」のイラスト募集など、「国体弁当」の原案となるアイデアを市民から集めた。その後、オリジン東秀(仙川町3)の協力で開発されたメニューを「食に関する心・技・体」を学んだ市内の小中学生で構成する「調布っ子食育マイスター」たちが、組み合わせを考えた。
試食会は「調布っ子食育マイスター」が参加し5つの弁当を試食。「豚肉の生姜焼き」「エビのブロッコリーの塩炒め」「鶏つくね団子」「小松菜とソーセージ炒め」などを組み合わせた「ゆりーとスタミナ弁当」、「チキン竜田」「鶏レバー煮」「海老とイカのチリソース」などの「鳥 とり TORI ファイト弁当」、「メンチかつ」「鶏の天ぷら(梅しそ)」「生いもこんにゃく煮」などの「よし 頑張ろう!弁当」、「紅鮭」「海老のてんぷら」「若鶏のからあげ」などの「ゆりーと日の丸弁当」、「デミグラスハンバーグ」「若鶏から揚げ」「筑前煮」の「優勝めざせ!パワフル弁当」で、それぞれに「ゆりーとの顔マッシュポテト」を入れるほか、東京都の野菜である小松菜を日替わりでメニューに取り入れるという。
同市委員会の荒川さんは「大変多くの市民のご協力で、素晴らしいお弁当を作り上げることができた。全国から調布市へ訪れる選手の皆さんに喜んでもらえたらうれしい。また、このお弁当は、大会時に会場で一般観覧者向けに販売を行う予定。ぜひこの機会に、おもてなしの心がいっぱい詰まったお弁当をご賞味ください」と話す。
東京国体は9月28日~10月14日に開催。選手や監督など約2万7000人が参加する予定。今回の教室の会場に隣接する「味の素スタジアム」では開会式と閉会式、陸上競技やサッカーが行われる。