調布市青少年ステーションCAPS（調布市上石原1、TEL 042-442-5535）で8月4日、開館10周年記念イベント「NO CAPS NO LIFE ～CAPSを永遠に～」が開催される。

10周年記念イベント実行委員会の中学2年生の女の子が作成したポスター

　中・高校生世代の居場所施設として2003年に開館した同施設。スポーツ、音楽、ダンス、クラフト（ものづくり）、デザイン、パソコン、学習などの活動を専門の職員が支援するほか、カウンセラーによる悩み相談も受けている。開館当初、高校生世代の利用者は7000人だったが、2年目には倍近くの1万3000人となり、今では年間約2万人、中学生は1万1000人に増え、10年間で28万315人（2013年3月31日現在、全て延べ人数）が利用した。

　当日は、同館利用者や卒業生らによるライブやダンスパフォーマンスを披露するほか、出店なども用意。また、撮影した写真をパソコンで加工し、シール用紙に印刷する「オリジナル『プリクラ』コーナー」なども設置する。さらに、卒業生などが、同館を利用していた当時のプロフィルと10年後のプロフィルを書いた用紙や思い出の品をマグカップに入れ、ドラム缶で作成したタイムカプセルを開封するセレモニーも行う。

　同施設副館長の平澤さんは「開設当初は手探りで利用者が何を望んでいるのかを考える日々だったが、音楽活動やダンス活動を行う学生らが、無料で使えるスタジオにとても喜んでいたことを覚えている。現在では、それぞれの利用者が目的を持って来館することが多くなってきている。この10年、利用者や卒業生、地域の方々、関係者の方々に支えられ継続することができた。今後も利用者のニーズに沿った事業を展開していきたい」と話す。

　開催時間は13時～17時。入場無料。開館時間は10時～20時。第2・4月曜、年末年始（12月29日～1月3日）休館。