24日に開催された「第31回調布市花火大会」の来場者数が調布側20万人、川崎側15万人の計35万人であることが主催者から発表された。当日はインターネットでも同花火大会に関する情報が飛び交い、検索キーワードのランキングでは1位になる瞬間も見られた。
10月開催の昨年より有料席の席数を増やしたにもかかわらず、初めて完売したという同大会。東京で今年最後の大きな花火大会となったことに加え、前夜のNHKのニュース番組で取り上げられたこともあり、当日は大きな盛り上がりを見せた。
インターネットでは同大会に関する人々の声が無数に投稿され、開催前は調布だけでなく新宿や府中など京王線の主要駅に加え、三鷹や吉祥寺など調布行きのバスが発車する場所で浴衣を着た乗客の多さに驚くコメントが多く見られた。開催中はインターネットプロバイダー大手のニフティーが運営する、検索数が急上昇したワードをランキング形式で紹介する「瞬!ワード」で、「24時間テレビ」に関するワードを抑え1位になったほか、ツイッターのトレンドワードでも上位にランクインした。
音楽に合わせ花火を打ち上げる「ハナビリュージョン」では、「ドラゴンクエストOP交響曲」やコミックやテレビアニメで話題の「進撃の巨人」のオープニングソング「紅蓮の弓矢」、ももいろクローバーZの「猛烈宇宙交響曲・第七楽章『無限の愛』」が採用され、「オタクな選曲でテンション上がりましたー!!さすが電通大がスポンサーだけある!」などと、その選曲に興奮した人からの書き込みが続いた。
ツイッターでは「クライマックス。大興奮で声がうらがえってる。笑 日本てすげぇなぁって 感動した!」「調布市花火大会、ほんとに最高でした!あんな良い席で花火見れることなんてもう二度とないと思う(^-^)☆」「調布の花火、今まで見た花火大会で1番すごかった。調布なめてた。職人さんのセンスの良さを感じた」と感動を伝える投稿など、花火を好意的に受け止める内容がほとんどを占めた。「家のベランダから武蔵村山市の花火大会と両方見える」「高尾山から調布の花火が見えます」といった遠方での観賞者の投稿も見られた。
主催者は「途中で雨が降り出したが、大きな事故もなく終了でき、ホッとしている。マナーを守って観賞いただいた来場者の皆さまにも感謝している。開催後は、例年より多くの人が調布のまちで過ごしていただいたように感じており、市内消費の活性化にも例年以上に貢献していることを期待したい」と話す。