調布市グリーンホール（調布市小島町2）で9月8日、「フレッシュ名曲コンサート ロシアの妙なる調べ」が開催される。

桐朋学園大学指揮科卒業の指揮者・飯森範親さん　©Yuki_Hasuimoto

若手演奏家を紹介するコンサートとして例年行われている同コンサート。今回は、現在桐朋女子高等学校音楽科（共学）（調布市若葉町1）に在学中のバイオリニスト・山根一仁さんと桐朋学園大学指揮科卒業の指揮者・飯森範親さんが東京交響楽団と共演する。

山根さんは中学校3年在学中に第79回日本音楽コンクール第1位、また、同コンクールのレウカディア賞、黒柳賞、鷲見賞、岩谷賞（聴衆賞）、全部門を通して最も印象的な演奏・作品に贈られる増沢賞も受賞。その後も数々の賞を受賞し、ソロ・リサイタルやオーケストラなどとの共演を重ねながら、同校の特待生として在学している。飯森さんは同大卒業後、国内外のオーケストラを数多く指揮し、山形交響楽団音楽監督、東京交響楽団正指揮者、いずみシンフォニエッタ大阪常任指揮者、ドイツ・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者として活躍。2006年度 芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞している。

当日の演奏曲は、プロコフィエフの「バイオリン協奏曲 第1番 ニ長調」やCMなどでなじみのあるボロディンの歌劇「イーゴリ公」より「だったん人の踊り」、ムソルグスキーの組曲「展覧会の絵」などを予定している。

　山根さんは「調布市グリーンホールは、楽しい思い出のあるホール。高校3年生の今、毎日通った調布で、僕の大好きなロシア音楽を演奏します。プロコフィエフのバイオリン協奏曲は初挑戦ですが、その魅力を存分に表現できたらと思っています。ロシアの雄大な空気を、ぜひ感じていただきたいです」とコメントを寄せている。

　開演は14時。料金は全席指定で、S席＝3,500円、A席＝2,500円、高校生以下は全席5割引。