調布市市民活動支援センター(調布市国領町2)で9月7日、特別講座「市民パワーが地域を変える~活動者の視点から見た活動の地域への広がり~」が開かれる。
7月に開催された「市民パワーが地域を変える~活動者の視点から見た活動の地域への広がり~」の様子
今後の社会を「一歩前に進める」原動力として、ボランティア活動や市民活動を推進することを目的に実施する同講座。「私たちの未来へ」をテーマに行われる3講座のうちの一つで、地域の市民活動や災害復興をテーマに、地域のつながりによる活性化に焦点を当てる内容となっている。
講師は、元東京ボランティア・市民活動センター副所長で、現在は同センターアドバイザーの安藤雄太さん。国語辞典に「ボランティア」という単語が載った1960年代から学生としてボランティア活動に関わり、昨年までは同講座を主催する調布市市民活動支援センターのセンター長も務めた。災害復興におけるボランティアのスペシャリストとしても、阪神淡路大震災、新潟中越地震、東日本大震災で災害支援のボランティアを陣頭指揮した経歴を持つ。
当日は、事例発表として、現在、調布を対象にした市民活動を行っている団体の事例発表を行い、地域の市民活動を活発にするための「現場の意見」や「これからのヒント」なども参加者と共有する予定。
同講座の事務局を務める田島さんは「「地域で多様な課題解決に取り組む市民の活動が、今後さらに広がりをみせていくために大切なこと、必要なことは何か。調布での市民活動の支援に携わった経験や災害復興支援、全国のさまざまな地域活動の事例から見えてくるポイントなど、ここでしか聞けない貴重な話が聞けると思う。この講座をきっかけに市民も、活動も、社会も一歩先に進むことで、新しい力が生まれ、私たちのこれからの未来を見つめ直す機会になれば」と話す。
11月には、社会福祉の専門家を招き「社会を変える人の気持ち」として「個人」「地域」「社会」の3つのテーマをつなげる講座を予定する。
開催時間は13時30分~17時。参加費は1,000円。事前申し込みが必要。問い合わせは市民活動支援センター(TEL 042-443-1220)まで。