調布のオープンガーデン「森のテラス」(調布市若葉町1、TEL 03-3307-1987)で9月21日・22日・23日、朗読公演「ときどき空を見上げる」が行われる。
さまざまなジャンルの人とコラボレーションして公演をつくり続け10周年を迎えた、鈴音工房(すずねこうぼう)がプロデュースする同公演。同工房主宰の鈴音彩子さんは、役者・作家・表現教育講師・ワークショップデザイナーなどとして、幅広い活動を行っている。
上演時間は約50分で、木々のざわめきを背景に、演者の声と観客の想像力によって「今を生きる」をテーマに物語を紡ぐ朗読スタイルで上演する。サブテーマは「未来をデザインするボクとろ過さんとあなたのお話」。同作品は、鈴音さんが愛媛県中島で無農薬レモンを育てる「ワイルドみかん」代表の木室陽一さんが畑に向き合う姿勢からイマジネーションを受け、脇役としてレモンが登場するよう執筆。公演当日には、その無農薬レモンの提供と共に、同島でカフェをオープンする予定の田中麻由美さんが作った、レモンを使ったスイーツを提供する。
鈴音さんは「10周年を迎え、時を重ねて見えてきたものは何かをじっくりと考えた。そして産声を上げたのが『ときどき空を見上げる』というお話。緑あふれる会場で、タイヨーさんとオッツキさんがいる不思議な世界観のお話を届けする。リラックスした服装でお出掛けいただければ」と話す。現在、演劇界で活躍する山田宏平さんをアドバイザーに迎え、稽古に励んでいるという。
開演時間は、21日・22日=13時30分~、23日=11時30分~。チケットは2,300円(当日=2,600円)。日時指定、全席自由。要予約。詳細はホームページで確認できる。