調布市立中央図書館(調布市小島町2 、TEL 042-441-6181)で11月21日、「子どもの本に親しむ会 『子どもと楽しむおはなしの世界』」が開催される。
藤田浩子さんの編著「おはなしおばさんのきいてきいておはなし会」(2002年、一声社)に掲載されていた作成方法を基に調布市立図書館の職員が作成した小道具
毎年、子ども向けの本の作家や翻訳者、編集者を招き、子どもの読書に関することをテーマに1987(昭和62)年から毎年同市立図書館で開催している同イベント。今年は「第2次調布市子ども読書活動推進計画 記念事業」の一環として企画し、「おはなしおばさん」として活動する藤田浩子さんを講師として迎える。
藤田さんは、東京で生まれ、福島県三春町で幼少期を過ごし、昔話を聞きながら育つ。現在は、全国各地の幼稚園、保育園、図書館などで母親らにわらべうたや伝承遊びを伝える講演活動を行っている。また、アメリカで子どもの文化功労者に贈られる「ペガサス賞」を2003年に受賞。主な著作に「かたれやまんば~藤田浩子の語り~」「おはなしおばさんの小道具」(共に一声社)など。藤田さんの語りは小道具を使い、福島弁での語りが特徴で、子どもから大人まで「おはなしの世界」に引き込んでいく。
同図書館の豊丹生さんは「藤田さんは長年幼児教育に携わっている経験豊富な方。昔話やわらべうたを使いこなし、子どもだけではなく大人も楽しませてくれる。魅力ある藤田さんのおはなしを多くの方に聞いていただけたら」と話す。
開催時間は10時~11時45分。入場無料。定員200人。保育が必要な場合は事前に要申し込み(定員20人、2歳~学齢前まで、市内在住者優先)。申し込みは電話または直接、調布市立中央図書館(TEL 042-441-6181)まで。